7話を見て書きたいことがあったのでブログにしたいと思います
直近の何話かを見ていて思ったことがあって
それは「この作品のメインはコスプレなのか?」
ということです
1話や4話、6話では人形について触れる場面もありましたが、6話までだと主軸はコスプレという感じがします
それはそれで、まさに王道ラブコメ!!って感じで面白いのですが
個人的には、人形ファーストであって欲しいとも思うわけです
というのも、五条は言ってしまえば"人形バカ"じゃないですか
"人形バカ"である五条が主人公の物語なのだから、そっちの軸を大事にしてほしいんですよね
特に直近の数話はコスプレ要素が多くて、やや物足りなさを感じてました
しかし今回の7話序盤で、「この作品の軸は人形づくりである」と感じさせる場面がありました
五条がおじいちゃんと会話するシーンがありましたね
最近はコスプレのことばかりで人形づくりに時間をかけられなかった五条が、人形をおじいちゃんに見てもらうところです
五条自身、その出来に自信を持てていなかったのですが
結果は「前よりよくなったなぁ~」
というのも、おじいちゃんによれば以前よりも線が柔らかくなっていたということで
コスプレでの経験が人形づくりに生かされたんですね
もしかしたらコスプレ衣装をつくったり、海夢に化粧をしたりする間に手先が柔らかくなって、より複雑な動きにも対応できるようになっていたのかもしれません
そしてその後のおじいちゃんのセリフ
「将来、いい人形つくりてぇなら、人形だけを見てちゃあダメだぞ~」
「いろんなもの見とけよ~。いつか必ず身になるからな」
この場面の一連のやりとりが
あくまで人形づくりが本命で、コスプレはそれを支える役回りだよ
という主張になっています
今や人形づくりから外れてコスプレがメインになっていますが、
物語としてはやはり人形づくりが一番で、それに至る段階でのコスプレを通じた経験や海夢・寿叶との関わりが最終的に人形に生きてくるという考えが根底にあるんですね
そうでないと、この場面でこういうセリフは出てこないはずです
だから今回の7話は、「人形づくり要素が置いてけぼりになっているな」と感じていた自分にとっては、「なるほど、人形作りが主軸でそれを支えるコスプレという位置づけの作品なんだな」とすごく納得のいく話でしたね
ここのおじいちゃんのセリフもいいんですよね
様々な経験がいつかどこかの場面で生きてくることがある、という
よく言われる話ではありますが、不思議と説得力がありますよね
でもそれもそのはずで
五条にとっておじいちゃんは
人形づくりの師
であり、
人生の大先輩
でもあるわけですよ
そんな人からのこのアドバイスですからね、刺さらないわけがないんですね
五条の人形づくりに対する姿勢には共感を覚えるところもあったので、このセリフは自分にもかなり刺さりました
人形づくりをする人に留まらない、一般的なメッセージをも含んだ作品として非常に面白くなってきたと思います
以降のお話も楽しみです
ほんとはギャグパートのお話もしたかったのですが、思ったより長くなってしまったのでここで切り上げたいと思います